「神の創造と子どもの遊び」

 園庭のジャングルジムわきに、小さなつき山があります。初めはただ土を盛っただけの山でしたが、子どもたちがそこに登り、水をかけ、掘ったり、いろんなことをして遊んでいるうちに、山の中腹に大きなくぼみが出来たり、そこかしこに起伏ができ て、まるで本物の山のような形状になりました。土も初めとちがって、すっかりかたくなりました。

 私はこの様子を見ていて、神さまの天地創造の御わざを思いました。神さまが山を造られた時もこんな風であったかもしれないと思ったのです。土を盛り、雨を降らせ、いろんなところに手を加えられて複雑な形の山になっていった。このように子どもの 遊びには何か神さまの御わざを感じさせるところがあります。砂場の遊びも同様です。山をつくり、トンネルを掘り、川をつくり、池をつくる。また別の子どもは泥だんごを一生けんめい作る。そうして帰りの時刻になったらそれらをこわしてしまう。そし て次の日また新しく作りはじめる。その毎日の繰り返しに「生きる力」が養われていっているように思えてなりません。

 神さまの創造の御わざは6日間でなされていますが、3日目から6日目まではみなその終わりに「神は見て良しとされた」と記されています。1日1日を精一杯創造的な遊びをして、「よし」という満足を得てその日を終えることの大切さを思います。

園長 濱田辰雄