「みんなはひとりのために、ひとりはみんなのために」

吹く風がひんやりとしてきて、お庭の木々が色づく秋となってきました。暑い日差しはなくなり、戸外で体を動かす事がとても心地よい季節です。先月のプレイデーでは大勢の方に来ていただき、子どもたちと楽しい時を過ごしていただきました。お子さんたちが一生懸命走ったり、競技する姿に皆さんの声援にも熱が入ったことでしょう。

その中で、まるで競争ということなどお構いなしに自分のペースでのんびり楽しんでいる小さい子どもの姿や、負けること、つかまる事が嫌で嫌で必死に走る子どもの姿など様々な子どもの姿を見ていただくことができたことでしょう。ただ「かけっこ」といっても、子どもたちの年齢や性格によってその受け止め方は様々です。そんな子どもたちの姿を見る時、「とにかく一番になれ!」と願うだけではなく、その子どもの思いを受け止めながら、より必要な経験をさせ、支えてあげたいと思います。

また、保育の中ではクラスやチームで力をあわせる事を意図して活動に取り組んできました。自分の事しか考えていないとなかなか勝つことができません。自分が一生懸命やっていると、上手くできない仲間に腹を立てる事もあります。「ぼくが速かったから。」「〜ちゃんが遅いから」と子どもたちの言動の中にもよく見られる光景です。余りにストレートな表現に思わず苦笑してしまうこともあります。でもこれは私達大人にもある心の声ではないでしょうか?このことを解決するのは、やはりみんなに助けられる経験、自分がみんなの役にたった経験、そして何よりみんなでひとつのことを成し遂げた経験を重ねていくことが大切であると改めて思わされています。子どもたちと丁寧に関わりながら、そうした経験を共にしながら、大切なひとりひとりを育てていきたいと思います。

保育主任補佐  本田 ゆかり