「第二の出産」

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 皆さん、御入園、御進級おめでとうございます。これから新しい一年間を共にこの幼稚園で過ごすことができますことを主に感謝しております。
 さて私は子どもの生命と成長を考えますとき、親(特に母親)は三回出産すると思っています。第一回目はもちろんこの世に生を享けた時です。そして第二回目は幼稚園(保育園)に入園した時、最後の三回目はその子が成長して結婚をした時です。

 幼な子の幼稚園入園というのは子どもにとっても親にとっても大変な経験です。それまでは家族だけで過ごしていたのに、こんどは全くしらない他の子どもたちや大人(幼稚園の先生)たちの世界に入っていくわけです。これは「家庭から社会への出産」と言えると思います。子どもも親も経験したことにない新しい世界に直面しなければなりません。特にトラブルがあり、摩擦を生じることがあるかもしれません。

 しかしこれはヒトが人となっていくためにどうしてもと通らなければならない成長過程です。幼な子も親も幼稚園に入ることで新しい生命を得ていくのです。私が第二の出産と言うゆえんです。(ちなみに第三回目の出産=結婚は、生まれ育った家庭・家族からは一旦別れて新しい家族・家庭を生み出す営みです)
 聖学院みどり幼稚園は、神さまの愛に支えられて、新しい人となっていく、親も子も営みに全力をおささげ致します。保護者の方々の御協力をお願い致します。

園長 濱田辰雄