「家 庭 と 幼 稚 園 ―子育ての二局面― 」

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 皆さん、進級・入園おめでとうございます。これから一年この幼稚園で神さま・イエスさまの御守りの下で皆さん方と共に日を過ごしていくことの幸いを感謝しております。

 これから私たちは家庭と幼稚園とで協力して子育てにあたることになります。この両者の協力が深まるとき、理想的な保育・教育がなされていくと確信しています。

 家庭では、子どもは徹底して「個性」として愛されます。世界でただ一人しかいないかけがいのない宝物です。御両親が撮るビデオにはいつも御自分の子どもさんが中心になって写っています。親馬鹿といわれようが何と言っても自分の子どもが世界一かわいいのです。そのような親の愛があってはじめて子どもは育っていきます。

 一方幼稚園では、子どもたち一人一人がみな「社会を構成していく一員」として重んじられます。ここでは、他者を愛すること、そのためには自分も時には我慢しなければならないことなどを経験いたします。遊びの中でも、礼拝などの集会でも、社会をつくるルールやエチケット、そして同世代のみんなで協力して一つの事をなしていくことの喜びを経験していきます。

 このように家庭(個性)と幼稚園(社会)との密接な協力によって、バランスのとれた人間形成が進展していくように奉仕していきたいと願っています。

園長 濱 田 辰 雄