先生のことば �「世の光」
聖学院みどり幼稚園 先生のことば
「みどり幼稚園だより」 2004年7月17日発行より)

聖学院はマナーを守ります

聖学院みどり幼稚園園長 鈴木健一

最近聖学院の校長会では、マナーをしっかり身につけさせようと話し合い、その標語を「聖学院はマナーを守ります」としました。そこで子どもたちに礼拝の中で先ず語りかけたことは、挨拶を大切にしようということでした。大多数の子は、私が「おはようございます」というと「おはようございます」と返してくれます。「さようなら」もそうです。しかし、少数の子は返事が出来ません。帰りがけにお母さんと一緒だと、「園長先生にさよならを言いましょう」という風に促してくださる場合があります。これはその子の心と態度の成長によって非常に大切です。このようなマナーは、小さいときから繰り返し繰り返ししつける必要があります。小学校の上級生や中学生になってからでは手遅れです。幼稚園ではさらに、お客さまに廊下などであった時に、だれもが「こんにちは」と言えるようにしたいと思っています。

挨拶ができるとは、自分の他に同等の権利を持った他人がいるという思いを持てたということです。挨拶が出来るようになると、「人の話をよく聞く」という段階に入れます。

子どもたちの全体礼拝のときの態度は、一学期が終わろうとする現在とても良いものになってきています。7月9日の外部の方の見学会の時はちょうど全体礼拝のときでしたが、年少の子まで静かにお話を聴いていました。その厳粛さを感じたせいか、お客さまが連れてこられた小さい子たちまでシーンとしていたのです。

もう一つは、大学の中に出来た「ホタルの川」を材料にして、公共のものを大切にするというマナーです。しかし「今度、ホタルの川が出来ました。入ってはいけません。メダカも取らないようにしましょう」とただ言ったところで、あまり効き目はありません。

私は先ず先生方に「ぜひホタルの川を見せに行ってください」と頼みました。そして、礼拝の中では、ホタルの幼虫はカワニナという貝を餌に食べて大きくなり、やわらかい土手に這い登ってきます。そして、ピカーピカーと光って飛ぶのですと楽しく説明を加え、「愛は、不作法をしない」という聖書の箇所から、「みんなで楽しく見るものだから、大切にしましょう」と薦めました。

以上のようにして身につくマナーは、聖書の言う「礼服」(マタイ22:1〜14)です。裸であっても人は人ですが、他の人と共に愛をもって生きるためにマナーが必要なのです。これは大人になったら自然に分かるといったものではなく、教育の成果なのです。子どもたちに上品なマナーを身につけさせたいと願っています。



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