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2006年12月21日

薩摩琵琶とリュート~楽器の伝播(公開講座)

12月13日(水)のアセンブリアワー・人文学部プログラムとして、「薩摩琵琶とリュート~楽器の伝播~」が大学チャペルで行われました。本学のアセンブリアワーとは、学生と教師が一体となって学ぶ全学的フォーラム。本講座は一般の方にも公開されました。
当日は学生をはじめ近隣の方の参加もあり、チャペルの荘厳な雰囲気の中、西洋の伝統的な楽器であるリュートと日本の伝統的な楽器である薩摩琵琶が、それぞれの楽器の歴史や演奏に触れながら交流するという画期的な試みがなされました。


リュートの講師には、全国で積極的に活躍中の佐藤亜紀子氏をお迎えしました。佐藤氏はリュートという楽器の歴史的にも貴重な資料をスライドで写しながら、時代によって演奏スタイルが変わることを、実際に演奏しながら説明されました。とても繊細な音色であるリュートの音に、会場全体がしっとりと浸りました。更に、実はリュートと薩摩琵琶が同じ起源の楽器であることを説明され、豊臣秀吉の前で演奏されたと伝えられる“天正遣欧少年使節”のエピソードなども語られました。


薩摩琵琶の講師にはTV・映画など幅広い演奏活動を展開されている岩佐鶴丈氏をお迎えしました。岩佐氏は本邦初の試みとして、西欧の語り物「オデュッセイア」の一節を薩摩琵琶によって語られ、迫力ある琵琶の音、さらに表情豊かな語りに圧倒されました。また薩摩琵琶の代表的な語りである「耳なし芳一」では、物語が目に浮かぶようで、作品の世界へ引き込まれる素晴らしい演奏でした。

最後に両氏による対談・質問コーナーがあり、楽器の弦の仕組みの違いや奏法などについて具体的な質問等に、丁寧に応えていただきました。
なお、今回のプログラムの進行は井上伸子先生(日本文化学科)、「オデュッセイア」解説に和田 光司先生(欧米文化学科)、そして人文学部長の寺田正義先生からご挨拶がありました。

    

投稿者 admin : 2006年12月21日 11:39