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2006年05月13日

国際金融シンポジウム『黒字亡国論―構造改革・意識改革―』


聖学院大学教授会室で午後6時より8時まで「第二回聖学院大学国際金融シンポジウム」(主催:聖学院大学総合研究所 後援:埼玉県経済同友会・埼玉商工会議所連合会・上尾商工会議所)が開かれた。基調講演に先ごろ文春新書で『黒字亡国―対米黒字が日本経済を殺す』を出版された三國事務所代表取締役・三國陽夫(みくに あきお)氏を招いて開催された。戦後の世界の通貨体制を概観した上でニクソン・ショック以降の国際通貨の構造(ルール)変化をわかりやすく紹介。ルールが変わったにも関わらず、日本は貿易黒字至上主義から抜け出せず、さらに円高を恐れてドル建てで決済し、アメリカに投資し続けたために稼いだお金が再びアメリカに還流し、アメリカは赤字であるにも関わらず国内の経済が活況を呈するという不思議なメカニズムを明快に解説された。(図参照)その上で、今後日本が内需主導型に転換し、信用される通貨としての円で決済するということを進めることが、国民が豊かさを享受できるとの提言が行われた。
 その後のパネルディスカッションでは前日銀総裁で聖学院総合研究所国際金融研究室長・速水優全学教授と本学政治経済学部・柴田武夫教授が加わり、活発な討論がなされた。
 参加者は91名。学生、教員、埼玉県同友会および商工会議所の会員の他、新聞社や経済誌の記者が多く集まり、会場が満席となる盛況なシンポジウムとなった。特に他大学の教員の参加が多く見られ、またホームページを見て本シンポジウムを知ったという方も多かった。コーディネータは眞野輝彦・大学院・総合研究所特任教授。


【関連リンク】
聖学院総合研究所HP:http://www.seigakuin-univ.ac.jp/souken/index.html
総合研究所On the Web:http://www.seig.ac.jp/sskweb/

シンポジウムには91名と多くの参加者があり、また多くのプレスも集まりました。


黒字亡国―対米黒字が日本経済を殺す』の著者、三國陽夫氏による基調講演。
基調講演:「黒字亡国―対米黒字が日本経済を殺す―」三國 陽夫(三國事務所 代表取締役)

パネルディスカッション:「黒字亡国論―構造改革・意識改革―」。速水 優氏(前日本銀行総裁 聖学院大学全学教授 国際金融研究室長)による講演。

投稿者 admin : 09:16