聖学院アトランタ国際学校 TOPICS
 [TOPICS]

Saints News No.26


ワシントンDC修学旅行5/26〜29
『初代大統領から、次期大統領へ』


5,6年担任

昨年のボストン旅行に引き続き、1789年のジョージ・ワシントン大統領の時代から、現在のジョージ・ブッシュ大統領までの歴史を学んできた5,6年生は、自分の目で確かめるように、ワシントンDCの町を見学しました。ワシントンに降り立って最初に向かったメトロの駅では、17年振りに孵化した蝉の大群が私達を歓迎してくれました。また、メモリアルデーの週なので各所で徹底した安全チェックが行われていました。

初日は昼食前に、ワシントン記念塔に上ってワシントンの町をぐるりと見回し、その後、リンカーン記念堂、ルーズベルト記念碑、ジェファーソン記念堂を巡り、スミソニアン本部、アフリカ美術館、国会議事堂を通って、ユニオン駅で夕食をとる6時過ぎまで、第一日目は27000歩ひたすら町中を歩き回りました。

2日目はコロニアル・ウイリアムスバーグ。ここは17・18世紀にバージニア植民地の中心地として賑わっていた町で、当時の建物、雰囲気がそのまま保存されている所です。ここではその時代の衣裳を身に付けた人々が行きかうので、まるで過去にタイムスリップしたように感じられます。ガイドさんと共にアメリカ最古の州庁舎キャピトル、州知事トマス・ジェファーソンの官邸として使われたガバナーズ・パレス、裁判所、牢獄などを説明を聞きながら見学しました。暑い日差しの中で火を焚いて働く鍛冶屋さんの熱気。道端に落ちている馬糞の何とも耐え難い匂い。蝿と汗と闘いながら燃えるかまどで調理するコックさん。そして、当時の軍隊訓練の体験を通して知った、傷ついた戦友への原始的な手当ての仕方。『昔の人は大変だ。』と、思わず子どもがつぶやいてしまうほど、歴史が実感できる時でした。レストラン「ターバン」のフライドチキンのディナーは疲れた体においしく、ミニバイオリンの演奏も聴き当時の人々の楽しみにも触れました。

3日目はアーリントン国立墓地、国会議事堂、メモリアルデーの式典の準備をしているモールを通って、自然史博物館に行きました。アーリントン墓地ではケネディー大統領夫妻の墓、衛兵の交代式を見るためにたくさんの人々が集まっていました。ひっそりとたたずむ一般の墓地では、3件もの葬儀と出会い、今でも戦争に関係した方々が次々にここに埋葬されている現実を見ました。国会議事堂では、建物の中央に埋め込んである星の上に立って自分の夢を願い、現在のアメリカの政治を担う議員の席に座り、各々しばらく考え込みました。楽しみにしていた、巨大いかとホープダイヤモンドも自然史博物館で、しっかりと目に焼き付けてきました。

最終日に訪れたホワイトハウスの屋根の上にはシャープシューターと呼ばれる警備官がライフルを構え、双眼鏡で私達を見張っていたので、緊迫した空気がこちらに伝わってきました。国立スパイ博物館ではスパイになったつもりでドキドキしながらスパイ活動の一端を体験しました。

普段、道路を歩いたり、電車に乗ったりしない子ども達が、道の歩き方、車中のマナーを学び、『校長先生が座って下さらないと、僕達は座れません。』と気がつくようになったのは、この旅の収穫です。帰還空港で男子がウイリアムスバーグでお土産に買ったおもちゃの短銃がセキュリティーチェックにひっかかり没収されました。「たとえおもちゃでも武器を持って飛行機には乗れない」を改めて教えられました。

さて、あなたは次のアメリカの大統領に誰がなったらいいと思いますか?